——「リトルバスターズ!」アニメ化の感想はいかがですか?
緑川 僕はずっとラジオ(ナツメブラザーズ!)もやらせていただいていて、それが続いている間にアニメ化できたら理想的だなと思っていたのですが、その前に番組が終わってしまって、ファンの方も「これでアニメ化はなくなったか」って思ったんじゃないかと思います。でもなんとかアニメ化できまして、なんだかんだ長いこと「リトルバスターズ!」という作品に関わらせていただいていたので、やっぱりうれしいですね。アニメ化がゴールというわけじゃないんですけど、アニメ化されることで新たな層に作品を知っていただける可能性が広がるので、僕もこっそり微笑んでおります(笑)。——演じられているキャラクターについての印象は?
緑川 恭介は、気に入ってます。恭介には結構いろんな面があるじゃないですか。そういう役を演じるのは、自分が今まで培ってきた芝居の集大成なのかなという感じを持ちながら、ゲームの時もやってました。さらにアニメで絵にアテるという作業が加わった時に、もちろん口パクにアテるというのは簡単なことではないので、それでゲームの段階でのいい部分が出せるのかという難しい部分もありますよね。まあ素人じゃないんで、「ああ、口パクにアテなきゃいけないから恭介が上手にできなかった~」とか言ってられないので(笑)、そのプレッシャーの中からよりいい恭介が生まれてくれるのではないかと思ってます。今回はゲームの時と違って、他の役者さんといっしょにやれるというのもあって、そこから生まれてくるいい芝居のテンションというのも当然あると思うので、そういうところから恭介が、そしてリトルバスターズがよりいいものになっていくといいなと思っています。——ファンのみなさんにメッセージを。
緑川 今回はだいぶ早くから収録を始めてますし、結構スケジュールに余裕がある感じでやってます。みなさん、期待するなというのが無理だと思います。僕もファンといっしょにオンエアを楽しみにしています。そして、見どころはいろいろあると思うんですけど、個性的なキャラクターが集うリトルバスターズの中で、僕は真人が一番好きなんですよ(笑)。本当に面白くて。神奈延年の声はかっこいいんですけど、「ああ、そういう風にボケられるんだ。すごいなぁ」っていつも感心してます。たぶん神奈くんの魅力をもっともっと引き出してくれたキャラクターなんじゃないかなと思います。男性からも女性からも、みんなから愛されるキャラでしょうね。みなさんも最初、「こいつはなんなんだ?」と思うかもしれませんが、きっとその魅力に取り込まれるんじゃないかなと。ぜひぜひ真人に注目してほしいなと思います。